アプリケーションファイルにOCRをかけるなどの目的でTIFFなどの画像形式に変換する場合は、次のA,B,Cの3つの設定を行います。
A.アプリケーションデータを画像にするための設定
変換対象ファイル>詳細設定>MS文書変換タブを次のように設定します。
・文書変換ドライバ選択 HG仮想プリンタを使用する
・変換形式 全てをイメージ(画像)化
(文字情報をPDFに埋め込む、はPDFに検索用テキストを埋め込む設定ですので、画像ファイルのみが必要な場合には、設定は不要です。)
・カラーモード カラー/グレースケース/モノクロ から選択します。
・変換解像度 Bをご参照ください。
B.画質を調整するための設定
1)解像度
次の2点を同じ解像度に合わせます(必須ではないですが解像度に違いがあると、解像度を変換する処理が行われるためです。数値は必要に応じて調整してください)
・PscanServの解像度設定
変換対象ファイル>詳細設定>MS文書変換>解像度
・仮想プリンタの解像度設定
スタートメニュー>設定>プリンタとFAX>HG/VPrinter Ver2よりプリンタメニュー>プロパティで、次の2箇所を設定します。
詳細設定タブ>標準の設定>グラフィックス
全般タブ>印刷設定>グラフィックス
※カラー/グレースケール画像に変換する場合、アプリケーションデータからのカラー画像等に変換する形になり、容量が大きくなります。容量を小さく、画質を良くするためには、2)の圧縮率は高く(75以上)して解像度を低めにした方が、一般的にはバランスよく変換できるようです。
2)圧縮率の調整(Aでカラー/グレースケールを選択した場合のみ)
PDF/画像変換>詳細設定>カラー画質のJPEG形式の品質を指定します。
C.出力画像形式を指定するための設定
出力ファイル設定タブ>出力ファイル形式でTIFFを選択しカラーに変換する場合は、その圧縮形式を選択します。
(PackBits圧縮よりもJPEG圧縮の方が圧縮率が高く容量が小さくなりますが、TIFFのビューワによっては、JPEG圧縮のTIFFに対応していない場合があり真っ黒の画像が表示されるなどのケースがあります。)