SharePointの標準機能で各文書単位に表示される「ドロップダウンメニュー」の
「送信」メニューにある「コピーしてダウンロード」の機能によりダウンロード
するファイルについては、ファイルプロテクトの制御が行われないため、ファイル
プロテクトが有効になりません。
従いまして、次の設定を行い、ドロップダウンメニューの「送信」メニューを
非表示する設定を行って下さい。
以下に、SharePoint 2010を参考に設定方法をご説明します。
1. カスタムファイル( HGWWDS_CORE.js) の作成
1-1)SharePoint WFE サーバーにアクセスし、Windows エクスプローラにて
以下のフォルダに移動します。
例:C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\
Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\1041
1-2)フォルダ内にある core.js をコピーし、任意の名前(例:HGWWDS_CORE.js)に変更します。
1-3)1-2) にて作成した カスタムファイル(HGWWDS_CORE.js)をテキストエディタで開きます。
1-4)”送信” メニューの非表示設定を行います。ファイル内に含まれる以下の該当箇所
AddSendSubMenu を探し、コメントアウトします。
該当箇所: AddSendSubMenu(c,a);
変更前:
if(currentItemFSObjType!=1){AddSendSubMenu(c,a);
AddGotoSourceItemMenuItem(c,a,itemTable,currentItemFSObjType);
変更後:
if(currentItemFSObjType!=1){/*AddSendSubMenu(c,a);*/
AddGotoSourceItemMenuItem(c,a,itemTable,currentItemFSObjType);
1-5)カスタムファイル(HGWWDS_CORE.js)を上書き保存します。
2. ドキュメント ライブラリ ページへの設定
2-1)SharePoint Designer 2010 を起動します。
2-2)メニューバーより、[ファイル] – [サイト] – [サイトを開く] をクリックします。
2-3)ダイアログが表示されますので、サイト名 (例 <http://myserver/teamsite1) を入力して
[開く] をクリックします。
2-4)左側のナビゲーションより、[リストとライブラリ] をクリックし、対象となるドキュメント
ライブラリをクリックします。
2-5)”ビュー” セクションにて、編集を行うビュー (例: すべてのドキュメント) を選択し、
右クリックし [詳細モードでファイル編集] をクリックします。
2-6) 以下の部分に編集を加え、ページを保存します。
≪注意≫: 次の[各行]の先頭には「<」を、また末尾には「>」を付与して設定して下さい。
—– 編集前 —–
asp:content contentplaceholderid=”PlaceHolderAdditionalPageHead” runat=”server”
SharePoint:RssLink runat=”server”/
/asp:content
—– 編集後 —–
asp:content contentplaceholderid=”PlaceHolderAdditionalPageHead” runat=”server”
SharePoint:ScriptLink language=”javascript” name=”core.js” Defer=”true” runat=”server”/
SharePoint:ScriptLink language=”javascript” name=”HGWWDS_CORE.js” Defer=”true” runat=”server”/
SharePoint:RssLink runat=”server”/
/asp:content